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楽器を練習するのはダメな自分に向き合う訓練

音楽 日記・コラム 哲学・人生

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私は、ピアノやギターを弾くのが趣味の一つである。

でもなかなか、毎日ピアノに向かうモチベーションは保てない。

もっといえば、夜、お酒を飲んでちょっと良い気分になった時くらいしか、弾こうという気にならない。

これは何故か?

その理由はわかっている。

下手な自分と向き合わないといけないからだ。

思うように指が動かず、ミスタッチが多く、濁った和音で、ダサいフレーズしか出てこない。

自分の演奏でありながら、そんな音楽は、文字通り聞くに堪えない。

でも、楽器を練習するというのは、その聞くに堪えない音楽を生み出し、それを全身に浴びて、立ち向かうことだ。

書いていて、我ながらそりゃあつらいわ、と思えてきた。(笑)

だから、休みの日で時間がたっぷりあるときでも、ピアノはいつも書斎にあって、パソコンから振り返れば触れる場所にありながら、それに触るのは、ちょっと気合が必要だったりするのだ。

でも、それに耐えて毎日少しでも練習することを日課にしていると、ある時、とてもカッコいいフレーズが弾けたり、いつもより指が動いて滑らかに弾けるようになったと感じることがある。

少しずつ、本当に少しずつではあるけれど、成長する実感。

それを味わうことはできる。

ただ、それを味わうには、その100倍くらい、聞くに堪えない自分の音を、毎日聞きまくらないといけない。

人が成長するというのは、決して簡単なことじゃない。

ダメな自分に向き合う勇気とエネルギー。それがまず必要だ。

でも、趣味の世界ではあるけれど、ダメな自分に向き合う訓練をしていれば、その姿勢が、いずれ人生そのものに対する姿勢も変えてくれるかも知れない。

趣味すべてがそういうものではないとは思うけれど、楽器を練習するというのは、そういう効果があるんじゃいかなと思った。