2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「死ぬのを恐れて 生きることができない」

「おもひでぽろぽろ」は、高畑勲監督作品の中では私が珍しく好きな作品である。この映画は、「痛い」のだ。いろいろと。この映画の随所に散りばめられた、「痛さ」が、自分が実際に今までの人生の中で経験してきた「痛さ」と通じるものがあるのだ。その「痛…

「四月物語」 岩井俊二作品を続けて見てみた。

1998年。松たか子の映画初主演作品だったらしい。冒頭、駅のホームで娘を見送る父親役として、松本幸四郎がちょこっと出演しちゃってるのがご愛嬌。松たか子演じる主人公は、東京の大学に入学するために北海道から上京し、一人暮らしを始める女の子。内気で…

現地で初めて肌で感じることができる、その国の真実

日本に留学していたある中国人の手記から。 私が出会った日本人はみな素晴らしかった。日本社会には文明と秩序が根付いている。私はそこで温かい援助を受け、心からの笑顔を見た。私は日本でばかにされたと感じたことはなかった。自分の生活がしっかりしてい…

「花とアリス」

先週の北海道出張中の夜、ノートPC+Huluで見てみた。蒼井優と鈴木杏。実力派の若手女優二人が演じるのは、女子高生の親友同士。これがとても自然でリアルなのだ。桜の花の下を二人ではしゃぎ回る様は妖精たちが遊んでいるようにも見えたかと思えば、初恋の…

エライんじゃない、シアワセなんだ。

苦しかった。辛かった。 病気を乗り越えて。 不幸を乗り越えて。それを褒め称える人が多いけれど、 ちょっと違うんじゃないかと。今まで、それを乗り越えてやってきたのは、好きだったからだろう。 それでもやりたかったからだろう。そのことの方が大事じゃ…

プレゼンを評価する立場だった時のメモ

数年前に社内の昇格試験の面接官をしていた時のメモが昔のブログにあった。 今は役職停年拝命オヤジなのだが、当時はなかなか良いことを言っていたのでここに記しておきたい。 ・自信のない者ほど口数多くダラダラしゃべる。 ・言葉少ない者は自信があるか、…

Chrome OS はやっぱりChromeそのものだったようだ。

一昨日のエントリで、 Chrome OS というのは、つまりそのブラウザをOSにしちゃったということだろうか? Chromebox クラウド時代のPCはこれでいいのかも。 - weekend_todo v2.0 と書いたのだけれど、 Chrome OS は、基本的にはブート可能な Google Chrome We…

走れるのに走らない電車の謎

昨日の東京は記録的な大雪で、地下鉄を除く東京じゅうのほとんどの鉄道が止まったり、大幅な遅延を発生して大混乱だった。私が乗っていた下りの京浜東北線は、複数箇所のポイント切替器の着雪の影響とのことで、間欠的に動いたり、動かなかったりを繰り返し…

Chromebox クラウド時代のPCはこれでいいのかも。

デスクトップPC でありながらストレージ容量がスマートフォン並なのは、Chrome OS がアプリケーションはGoogle のウェブサービスを、データはGoogle Drive に保存することを前提に開発されており、PC 内蔵のストレージは高速動作やオフライン時のキャッシュ…

人生の長調と短調

音楽の話だが、メジャーとマイナーというものがある。長調と短調とも言う。メジャーは明るい感じ。マイナーは暗い感じ。これは良い、悪いではない。どちらもある。ただ、それだけだ。そして、音楽を演奏するときは、メジャーでも楽しいし、マイナーでも楽し…

舞い上がる落ち葉たち

朝、通勤途中の用水路脇の並木道にて。前方の木から落ち葉がハラハラと舞い落ちているのが目に入った。おや? すっかり葉が落ちた枯れ木のはずなのに、あんなにたくさん葉が落ちるとは?と思って近づいたら、舞い落ちる枯れ葉と見えたのは、実はたくさんの雀…

「フィッシュストーリー」音楽が本当に世界を救っちゃった話。

当時まだ早すぎたパンクで売れなかったバンド。 「あなたは今夜運命の人と出会う」と予言された気弱な青年。 眠っていて修学旅行中にフェリーを乗り越してしまった少女。一見無関係で、時代も違う、複数のエピソードが平行して進み、途中まで、いったいどん…

どれだけ行動するかが人生を決める。

行動すれば人生が変わる。それは昔から真理なのだろうけれど、その反応速度というか、反応の敏感さみたいなのが、最近、上がってきていないだろうか。ちょっと前は、「そうは言うけど人生そう簡単に思ったようにはならない」 と訳知り顔でいう人の方が正しい…