懐かしのペダルスティールギター

フェイスブック吉田拓郎ファンページにこんな写真が載っていた。吉田拓郎の新譜録音で使われたものらしい。

実は私は大学時代、ハワイアンクラブでペダルスティールギターを弾いていた。今はもう全く忘れてしまったのだが、とても懐かしい。

スティールギターというのは、金属製のバーを弦の上に置いて音程を決める。ギターと違い、チューニングは開放弦でC6とか和音になっていて、単純なコードであればそのままで良いのだが、ギターのように指で複雑なコードを演奏することができない。そこで何とかしようと考えられたのが、足でペダルを押すことで特定の弦を引っ張ったり緩めたりして音程を変えようというアイデアだ。

この楽器の演奏の特徴は、ペダル操作だけでメロディが弾けてしまったりすることだ。このビデオを見て頂ければ、左手のバーの動きはあまりないのに、細かいメロディが奏でられていることが分かるだろう。

いや~久しく、こんな音は聴いていなかった。なんと温かみがあって美味しい音色ではないか。

ペダルスティールギターが活かされている有名な曲ということで思い浮かぶのは、あの「小さな恋のメロディ」のエンドロールで流れていたこの曲だ。


吉田拓郎も昔からレコーディングにこのペダルスティールギターを多用している。ペダルスティールギターやフラット・マンドリンを加えると、とたんにカントリーっぽいサウンドになるのだが、これがまた拓郎の音楽に良く似合っている。

拓郎の曲の中でも一番ペダルスティールの音色を活かしている曲として思い浮かぶのが、「明日に向かって走れ」のイントロだ。

録音が終了したと伝えられている吉田拓郎の新譜。こんなペダルスティールの音色が入っているのだとしたら、とても良いサウンドの予感がする。久しぶりに買ってみようかな?