「ファイナル・カット」 もしも人生のすべてを記録出来るチップがあったら・・・。
近未来。人は人生のすべてを記録できるチップを脳に埋め込んで生きている。死ぬとそれが取り出され、一遍の映像に編集されて、追悼セレモニーで上映される。
ロビン・ウィリアムズ演じる主人公は、その映像の編集を生業としている。
人生の全てが記録されていたとして、それを他人に見られるということはどういうことだろう?
人に言えないこと、人に見られたくないこと、二度と振り返りたくない出来事。それらも全てが。
この主人公も、子供時代に友達を死なせるという重い経験を経て、そのトラウマを抱えて生きている。
しかし、あるクライアントに関わって事件に巻き込まれたことから、過去の自分の秘密に自分で触れることになるのだった。
ストーリーが若干分かりにくいことと、ラストに今ひとつスッキリ感が無かったのだけれど、設定は非常に考えさせられるものがあって面白かった。
ロビン・ウィリアムズの演技が流石で、奇抜な設定のこの映画に、重厚な人間味を与えて成功していたと思う。
THE FINAL CUT Trailer - YouTube
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