「人生に乾杯!」
年金暮らしの年寄り夫婦。
家賃の取り立てに居留守を使って腰を痛めたり、借金取りが奥さんの大切なイヤリングを持って行ったり、年金だけでは暮らせない! とついにじいさんがキレて取った行動は、なんと郵便局強盗。
最初は警察に協力するかに見えたばあさんも、旦那に協力することになって二人の逃避行が始まる。するとなんと、マスコミや大衆も、彼らに味方するようになった。しかし、警察だけはそうはいかない。
最後に女刑事を人質に立てこもった彼らの取った作戦は・・・。
というストーリーの、これは珍しいハンガリー映画。
じいさん、ばあさんが微笑ましくて、ちょっと笑えて暖かな気持ちになれる。銀行強盗も、年寄りがやれば全然スピード感もハードボイルドも無くて、それがこの映画の持ち味になった。
銀行強盗の二人連れの逃避行といえば、あの「俺たちに明日はない」のボニーとクライドを思い出す。
ラストシーンに車が使われることも共通している。でもこの映画には、ボニーとクライドの悲惨な結末とは違う。思わずニヤッとしてしまう、気の利いたオチがついている。
後から思い出すと暖かな気持ちになってまた見たくなる。なかなかの掘り出しものの映画でした。
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