「PiCNiC」 自由って、やっぱり何?
この3人は精神病院の患者。
ある日、病院の塀の上に登ってみたら、外の世界が見えた。
塀の外に出ちゃいけない。
でも塀の上ならいいんだ。
ということで、3人が歩き始めた。塀の上を。どこまでも。
ここから落ちたら死んじゃうんだ。
そう決めて、細い塀の上を歩いた遊び。
皆、子供の頃にやったけれど、この映画はそれと同じとも言える。
自由って何だろう?
それをこの映画は問いかけていた。
塀の上だけを歩いて、歩いて。
最後に彼らは、海にたどり着く。
そこもやっぱり、周りは海の、一本のさん橋。
道はある。
でも逃げ場はない。
自由って、やっぱり何?
ラストシーンは美しすぎる。胸を射抜く美しさだった。
岩井俊二監督の天才を、この映画に見た。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2013/03/20
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログ (2件) を見る