「ペイ・フォワード」 善意を手渡して世界を変える
中学1年の主人公トレバーは、新しい社会科の先生に「世界を変える方法を考えろ」という宿題を出される。
そこで彼が考えた「世界を変える方法」とは?
自分が受けた親切や善意を、次の3人に手渡すというものだった。
1人が受けた善意が3人に広がり、さらに9人、27人・・・と、善意の輪が加速度的に広がり、きっと世界を変えるに違いない。と。
早速彼は身近な大人たちに対してそれを実行し始める。
でも、それはなかなか上手く行かない。身近な大人たちは皆、そう単純には人の善意を受け取ることが出来ない人たちだったからだ。
しかしトレバーの純粋な思いに、それぞれに重い過去を引きずっていた大人たちが変わっていく。
主演は、あの「シックスセンス」でブルース・ウィリスを完全に食っていた天才子役、ハーレイ・ジョエル・オスメントと、先生役には、重い過去を背負った寡黙で知的な教師の役がピッタリだったケビン・スペイシー。
監督は、地球滅亡パニックもの流行りの中で、唯一人間ドラマを描けていたと私が思っている、「ディープインパクト」、そしてあの「ER」のミミ・レダーだ。
だからさすがに、プロットも、演出もとても良いと思ったのだけれど、ちょっとラストだけは残念だった。
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