私を押し流し、そして応援してくれているもの
朝、駅のホームで待っているとき、ふと、こんな情景が頭の中に浮かんできた。
自分で水に浮かべて漕ぎだした筏だったのだが、徐々に流れが速くなって、どんどん急流になり、目の前に巨大な滝が迫ってきた!
今年初めに私が漕ぎだした筏は小さく、流れも小さな川だった。
それが、徐々に自分以外の色々な人や状況が、私の進む方向を推し進める形で集まってきて、今やそのすごい急流に押し流されているような感じがするのだ。これが運命の流れというものなのだろうか。
私は、目の前に迫ってきた滝に飲まれて撃沈するのか、無事、乗り越えることができるのか?
この滝は、言うまでもなく、5日後に迫ってきたCDA2次試験のことだ。
目をつぶってイメージしてみた。
すると、そこに浮かんできたのは、何故かフワリと浮き上がった筏が、滝の先の大きな川に、悠々と飛んで無事着水する様子だった。
私の筏をフワリと押し上げてくれたのは、きっと私を助けてくれる、たくさんの人たちや、そして大きな目に見えない存在の象徴に違いない。
・・・・
そんなことを考えながら、会社の最寄り駅から、いつものように神社に寄った後、イヤホンを耳に入れてiPhoneでシャッフル再生をスタートさせた。
1曲めに流れてきた曲は、岡村孝子の「夢をあきらめないで」。
お、タイムリーだなと思って、2曲め。
いきものがかりの「心の花を咲かせよう」。
なんと、この2曲は、私がもし今「応援ソング」として2曲選べと言われたら、きっと選んだであろう2曲だったのだ!
1000曲以上ある中から、ランダムに選ばれたはずなのに、この応援ソング2曲が、よりによって今朝、いきなり連続で再生されるなんて、あまりにも出来過ぎである。
「偶然には神が宿る」
私を守り、導いてくれている存在は、「お前を応援しているのだよ」ということを、音楽で示してくれたのに違いない。