いまどきでも年賀状が電子化できない理由

いまどきは、年賀状をスマホでサクッと作って、なんだったらそのまま...

「作成した年賀状を印刷し、あなたに代わってポストへ投函!」
【超絶便利】年賀状の作成も投函もスマホでめちゃ簡単にできてビビッた /アプリ「はがきデザインキット2015」がマジで使える件 | ロケットニュース24

までやってくれる。つまり、年賀状を買う必要もないのだ。

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これを見て、そこまで電子的に簡単にできるんだったら、最後に紙媒体にすることが意味ないんじゃないか、出来た年賀状は相手にメールやSNSで届けばいいじゃん。と思って、ふと気づいた。

人によって違うかも知れないけれど、フェイスブックなどで日頃つながっている人とは、そもそも年賀状のやり取りをする習慣がない。付き合い始めた当初から、ネットという場でのコミュニケーションが通常になっているので、その世界では、そもそも、年賀状という古来の風習自体が、お互いの暗黙の了解の元に、存在していないのだ。

逆にいえば、それ以外の人たち。会社関係や親戚関係などは、ネット以前からの付き合いであるわけで、そうした古くからの付き合いの人たちとは、その付き合いをネットに移行するということをしてこなかった。

というか、会社関係はあまりにも毎日直接顔を突き合わせているし、逆に親戚関係は、何かあったとき以外はコミュニケーションそのものがほとんど希薄である。

だから、現代において便利な手段である電子化への移行が促進されなかったのだ。

そして、年賀状とはどういう人に出すかというと、日頃最もお世話になっている人たち、つまり会社関係であったり、日頃一番疎遠ではあるが大切な人たち、つまり親戚関係なのだ。

つまり、年賀状を出すべき相手が、一番、電子化されていない付き合いをしている相手。

いまどきでも、結局年賀状が電子化できない理由とは、つまりそういうことなのだなと思った。