この地球で「心地よい」と感じる奇跡
昨日、大さん橋に行ったら、名物のオープンカフェがオープンしてたので、例によってバス・ペールエールを1本買って、デッキチェアに座る。
毎年、この季節になるとここに来て、ここに座ってさん橋からの風景を眺めながら、バス・ペールエールを飲むのが、楽しみなのだ。
ああ、今年も良い季節になった。
午後の日差しは、ちょっと歩けば暑いと感じられるほどだったけれど、座っていると吹き抜ける海風がちょうど心地よい。
本当に良い日だ。
と、そこで思った。
人間が、「心地よい」と感じられるって、すごく奇跡的なことなんじゃないのか。
この宇宙の中で、生命の存在に適した稀有な星である地球。
そのわずか薄皮一枚の大気圏の中にかろうじて生存することが出来る生命。
太陽があとわずか近かったり遠かったり、オゾン層があとわずか厚かったり薄かったりすれば、たちまち暑すぎたり、寒すぎたりで、我々は生きることが出来ないだろう。
それが、生きていられるというだけではなく、「心地よい」とまで感じられる、最適な温度、湿度、風速。
それが自分の周りに現実として実現されているということ。
これは本当に奇跡じゃないのか。
そう思った。
「幸せ」とか、「感謝」とか、そういうものは、こういう事実を感じれば、自然に湧き上がってくるものだということも。