愛すべき自動巻き腕時計

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Amazonからオススメされて時計を買ってしまった。 - weekend_todo v2.0

で書いた時計。

これが自動巻きなのである。つまり、電池すら入っておらず、ゼンマイで動く。

おそらく、ゼンマイ式の時計を使うのは、中学に入学した時に初めて腕時計を買ってもらった時以来じゃないだろうか。

動力は、人の動き。これをゼンマイバネに蓄積し、少しずつ開放することによって長時間、繊細なメカニズムを一定の速さで動かし続ける。

機械的メカのことは疎いのだが、これって、実はささやかに、凄い技術なんじゃないだろうか。

確かに不便さはある。1日腕につけていれば、一晩寝かせておいた位では止まらないが、先日の連休でまる2日使わなかったら、止まってしまった。

でもそうやって気絶したとしても、時刻を合わせて、ただ腕にはめてやりさえすれば、また健気に動き始める。

なんとも人間臭く、可愛らしいやつではないか。

一方では、iPhoneなど、電子技術の最先端の粋を持つことに心酔している私が、酔狂とは思いつつ、半ば面白半分で買った時計。

自分で持ってみるまで、こんなに愛すべき存在だとは思わなかった。

何もかもが電子化された時代に、その存在は爽やかですらある。