真冬の札幌出張サバイバル術
毎年2月のこの時期に札幌に出張という因果な稼業をしている。
この仕事も約10年続けてきて、その間、雪で飛行機が飛ばなくなって東京に帰れなくなったことが3回ほどある。
一番大変だった時は、出発ロビー、機内合わせて数時間待たされた挙句に欠航が決まり、JALが仕立ててくれたバスで札幌駅前まで送り届けられたのが深夜2時ということがあった。
その時は、たまたま以前に泊まったホテルの電話番号が携帯の中にあり、待ち時間の機内から電話して予約が取れたので、深夜2時の真冬の札幌街頭で凍え死なずに済んだ。
それ以来、帰りの日に大雪になりそうな予報が出ているときは、躊躇せずにホテルと翌日の便を予約するようにしている。
実は、今これを書いているのは、昨日帰れずに一泊して、翌朝の新千歳空港においてである。
無事帰りの便が飛べば、その予約はキャンセルしないといけないのだが、今回予約したスカイマークの便は、今朝0時までにキャンセルすればキャンセル料はかからない。また、ホテルも何も言わずに不泊すれば全額キャンセル料を取られるが、あらかじめキャンセルを伝えれば当日でもキャンセル料は半額で済む。
当然のことながら、飛ばなかった飛行機の運賃は全額払い戻ししてもらえる。
つまり、もし無駄になったとしても損害はホテルのキャンセル料のみなので、札幌の帰りの便が危うい時は、躊躇せずにホテルと翌日の便を予約してしまうのをお勧めする。
最悪、空港内で夜明かしできるとかいう人もいるけれど、私はもうちょっとそれは勘弁である。
ちなみに、冒頭の写真は昨日の様子ではなくて、数年前の出張のときのもの。当時のブログを見返していたら出てきたので再掲させて頂いた。
新千歳空港で機体に不凍液をかける特殊車両。今は無きJALのジャンボが懐かしい。
何よりも、いつも安全運行に全力を尽くして頂いている空港と航空会社のスタッフに感謝をこめて。