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溝の口の謎の道(その2)


の続きである。

この不思議な道は、地図で見るとこんな感じになっている。

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直線道路で囲まれた三角形地帯の中央を貫く、蛇行した、無駄に太い道路。やっぱり不自然である。

これを衛星写真で見るとどうだろう?

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すると、この道の左右に、さらに道がつながっているように見える。

というか、右側は道ではなく、緑地帯だ。でも明らかに蛇行する道の延長として緑地帯が存在している。

左側はさらに曲がりくねりながら太い道になっている。

太い道ではあっても、車道はなく、歩道と駐輪場になっている。やはり普通の道路としては使われていない。地図に道路として描かれていないのはそのためだ。

さらに、この道の左側、田園都市線の線路をくぐった先はどうかというと、やはり緑地帯になって繋がっている。

全体を広い範囲で見てみよう。

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左上から右下まで一連の道路や緑地帯がつながって存在していることがとても良く分かる。

この曲がりくねったひとつながりの地帯は、周囲の道路からしても全く関連性がなく勝手にのたくっている。

実はこれは、以前川だったところなのだ。暗渠(あんきょ)という。

古い水路や川の上に蓋がされ、その上が道路になっているのはよくあることだが、では(その1)で書いたように、その中央部の立派な道が、両端を通行止めにしなくてはいけない理由は、何なのか? 広い道なのに歩道や駐輪場だけなのは何故か? 家が立てられずに緑地帯になっているのは何故か?

ネットで調べてみたら、wikipediaにその答えを見つけた。

敷地の有効利用の目的からか、暗渠の上を道路や遊歩道、緑道へ転用している例がしばしば見られる。川がないのに欄干(らんかん)が残っている場所があるが、これは地下に暗渠がある証拠である。 もともとの川幅の狭さや強度の関係もあり、多くは車両通行禁止の遊歩道などに転用している。
溝渠 - Wikipedia

考えてみれば当然のことで、地下に川があるからなのだ。強度的に車が通ることは出来ないから通行止めにされていたのだ。

あなたの家の周囲にも、不思議と家が建っていない地帯や、不自然に車両が通れないようになっている道があったならば、おそらく以前はそこは川だったに違いない。