時をかける大井町線

今日は会社の帰り、小学校の級友との会があったので、大井町まで行った。

会社の最寄り駅は田園都市線の高津。ここから大井町までの路線沿いは、私の青春時代に思い出のある駅が並んでいる。

尾山台には私の大学があった。その2つ先の自由が丘は、大学での飲み会は必ずここだったという、いわばホームグラウンド。

自由が丘は、松田聖子がブティックを開いて以来、女の子に人気のお洒落な街になってしまったが、40年近く前となれば、まだまだ下町っぽい街だった。

その何駅か先は旗の台。池上線と大井町線が交わるこの駅は、木造の駅舎だったのをまだ憶えている。今はすっかり変わったけれど、当時、軽音楽部のコーチとして通っていた女子大がこの駅近くにあって、この駅も思い出深い。今はもうその女子大も移転してしまっている。

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尾山台から旗の台。大学2年から4年のわずかな期間だったけれど、この沿線には私の大学時代の思い出がつまっている。

ところで、今は大井町線という名前のこの路線は、当時は田園都市線と言っていた。今は田園都市線というと、渋谷から溝の口を通って中央林間までの路線で、当時は渋谷からは玉電だった。


そんなことを思い出しながら、大井町に到着すると、小学校の級友との会の場所だ。

なんだか今日は、会社から、大学時代の思い出の地を経由して、小学校の友に会いに行くという、まるで時を遡るタイムトンネルのような電車に乗ったのであった。