大さん橋の透明な空と船と
今週のお題「2013年、夏の思い出」
というものがあるようなので、先日の大さん橋の写真でエントリーしてみようと思う。
まだ日が高い空、逆光にシルエット。私の好きな題材であるが、これは通りすがりに一瞬で撮った。
デッキから見上げる巨大な船。この日寄港していたのは、コスタ・ビクトリア号。
私は、このように人を点景として入れるのが好きだ。人を入れると場所のスケールが分かるのと同時に、そこに写った人がドラマを語り始めるのだ。
この写真の主役は、大きな船ではなくて、その船を見ている二人になる。
日が落ちると、船は照明が灯って幻想的な姿になる。人もシルエットになる。そしてまた、静かにそれぞれのドラマを語り始める。この船は、もうすぐ出港だ。
落日。
神様、今日は良い夏の日の思い出をありがとうございました。