「偶然」と「必然」と「選択」について

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「この世に偶然はない。全てが必然である」

これは、前のブログの時代から良く書いていることで、私は真理だと思っているのだが、では「選択」というものはこの前提においてどうなるのだろうか?

例えば、道を歩いていて、道が二股に分かれている。

どちらの道に行くかは、自分で選ぶことが出来る。

左の道に行くと決めたとしよう。

しばらく歩いていたら、何年かぶりの友人にバッタリと出会った。

では、さきほど左の道を選ばず、右の道に行っていたらどうなっていたか?

その友人には出会わなかっただろう。

左に行くか、右に行くかは、誰かに決められたのではなく、自分で決めたのだ。

必然であるなら、何故その必然が、自分の選択によって現れたり現れなかったりするのだろう?

その答えは、多分こういうことだ。

私がその時にその友人に会うことが必要であったなら、右の道に行ってもその友人に会ったに違いない。

さきほど自分が選んだのは、友人に会うか、会わないかということではなく、単にその舞台をどこにするかを選んでいたに過ぎないのだ。

「全てが必然」 ということを宇宙がやってのけるとしたら、おそらくそういうことになっているに違いない。