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流れに身を任せる人生だっていい

39歳。人生の折り返し地点を迎えた「中年」の苦悩について | 安達裕哉

を読んで。

そうだよねえ、うんうん。と素直に共感した。

「中年の危機」という言葉がある。

人は誰でも、中年期にさしかかる頃に、「このままでいいんだろうか」とか、「もっと別の生き方があるんじゃなかったのか」とか、ふと思うようになる。

そして時には、自分は何をやってきたのかと考え始め、心機一転、新しい世界にチェンジしてみる人もあるし、今までやってきた実績や自負や責任によって、もはや変えることもできずに、半ば仕方なく、同じ道を走り続けるしかない。と思う人もいるだろう。

この記事を読んで、私自身のその頃のことを思い返した。

40代半ば。それまでは私は技術屋として、開発の仕事をしていた。ものづくりは若い頃から好きだったので、その道でスキルを上げていくことが楽しく、それまでは過ごしていた。

しかし年を経て管理的な仕事が多くなり、自分で手を動かすことが少なくなると、徐々にその喜びを味わうことが少なくなってきた。

そこに、社内でのインターネットインフラ立ち上げという仕事がやってきて、それをきっかけに今の総務や人事の仕事に移っていった。

今思えば、私の「中年の危機」の時期は、自分で進路に悩むことなく、流れに身を任せていただけで、自然に無理なく路線変更ができて乗り越えられたのだなあと思う。

もしあの頃、そのまま徐々に募る欲求不満のまま開発の管理職としてずっといたら、今どうなっていただろうと思うと、きっと今より良かったとは少なくとも思えない。

運命というのは、無理して頑張って自分で切り開こうとしなくても、流れに身を任せていたとしても、自然に開かれることもあるのだ。

勤続37年で来年定年。今どき、これだけ同じところで働き続けた人生もどうよと思っていたこともあるが、私らしい選択のしかたをしてきた結果なのだ。