「書くことは学びだ。」

どんな文豪でも、何千人もの人に向けて文章を書くことはできません。それは、満員のスタジアムと会話をするようなもの。ですから私は、作家のカート・ヴォネガットのアドバイスを守り、1人に向かって書くことにしています。
書くことは学びだ。自分の文章を公開する恐怖を乗り越える5つの方法 | ライフハッカー[日本版]

これを読んで、誰だか忘れたのだが、ある歌手が言っていたことを思い出した。

彼は、満席の会場で歌うとき、客席にいる一人の、自分好みの女の子を見つけて、その子にだけ向かって歌うのだと言っていた。

それと同じだ。

万人に賛同される文章を書くことは不可能だ。

でもブログは万人に向けて発信されてしまう。

だから、自分の文章に賛同してくれる人もいるだろうけれど、一方、自分の文章を見て反感を持ったり、蔑んだり、笑ったりしている人もいるだろう。

そういう人たちにも見られることが分かっていながら、投稿するのは、正直、確かに怖い。

この筆者も、

文章を公開することは、公衆の面前でのスピーチと似ています。あなたは、自分の魂を大衆に放ち、判断を仰ぐのです。これほどの恐怖を伴うことは、世の中にそうそうないでしょう。

と言っている。

では、それなのに何故書くのか? それは自分の表現欲を満たすことと、やっぱり、たった一人でも自分の書いたことに共感してくれる人がいれば嬉しいからだ。

一人でもスターや、いいね!をつけてくれる人がいることは、投稿する恐怖を打ち消すのに余りある。

人生は失敗の繰り返し。安全を好むのであれば、学ぶことをあきらめるしかありません。

その通りだ。

書くこともそうだけれど、行動する。それを人に見せる。

そこからしか、世界は広がらないと思う。