この世に無駄遣いというものはない

例えば、全然自分にとって必要のないものを買っちゃったとしよう。

昨日買ったばかりのものをまた買ったとか、安売りセールだったから買っておいたけど、全然使わないとか。

確かにそれらは、無駄な買い物だと見えるのだけれど、それは、買った本人から見た見方に過ぎない。

どんなに無駄な買い物であっても、それを売っている人がいて、その人にとってはそれが売れたことでお金を得ることができる。

その人がお金を得ることができれば、そのお金でまた何かを買うことができる。

その何かを売っていた人のところにまたお金が入る。(以下同じ)

ということで、自分が無駄遣いをしたおかげで、世の中の多くの人に、少なからず、役立つことをしているということだ。

そう考えると、この世に無駄遣いというものはないんじゃないか。

例えば、無駄な時間を過ごしたとか、水を無駄に使ったとか、電気を付けっぱなしにしたとか、そういうのは決して世の中のためにはならない。

でも、お金だけは、無駄に使うと(自分のためにならなかったとしても)世の中のためにはなる。

これって、お金というものの実に不思議なところであるなあ。

とふと、思った。