過去も他人も変えられる

よく、

過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。

と言われるけれど、私は、

過去も他人も変えられる。

と最近思っている。


まず、過去。

これが変えられるというと、「起きてしまった事実は変えようがないじゃないか」という反論が当然想定できる。

でも、今、存在しているのは、今だけだ。

今から見て過去は、既に自分の中にあるだけ。つまり、自分がどう認知するかの問題だと思うのだ。

自分の認知の仕方を変えれば、過去は変わる。

起きたことは良いことだったのか、悪いことだったのか、それは自分がどう考えるかだ。

だから、過去は変えられる。


次に、他人。

これも変えられる。

ただし、自分の思うようには変えられない。

自分が変わることで、周囲に影響を与えることができる。

その影響を受けて、他人の中のどこかにスイッチが入り、その人が変わり出す。

「人は自分でしか変われない。」

それは確かに正しいと思う。でも、その変わるためのトリガーは、他人が与えることができる。

その意味で、他人も変えられる。


私が学ぼうとしているカウンセリングは、この「過去も他人も変えられる」ということへの信念に基づく働きかけなのかもしれない。