積み重ねた選択の果てに

定年退職した「最高にできる鬼上司」が後悔した、たったひとつのこととは? - リクナビNEXTジャーナル

の中に、素敵な文章があった。

定年後に振り返る会社人生というものは、枝からもがれてテーブルに置かれたリンゴのようなもので、いつの間にか熟してその甘さと深みを増す。
その場その場での些細なこと。ボーナスの額が違ったり、自分の意見が通らなかったり、ライバルに出世で遅れたり、そういったことは、やがて洗い流されて、自分の選択を積み重ねて揺らがなかったということが、人生の宝となる日が来る。

人生は選択の連続だ。

数知れぬ選択の結果、今、自分はここにいる。

結果として一つの会社に居続けたということも、何度もあった選択の場面で、居続けるということを選んだ結果の積み重ねなのだ。

確かに、私は一つの会社に長く居続けた。居続けすぎたという気も正直、する。

でも、その長い年月が、良いところも、悪いところも含め、今の自分を作っている。

私の人生は、枝からもがれてテーブルに置かれた後、熟してくれるだろうか。

きっとそうなるという予感はする。

数知れぬ選択の結果、今、自分はここにいる。

それは、小さな流れがたくさん集まって、やがて大きな川になるような感じだ。

今、その流れが悠々としてきて、ゆっくりとしてきて、そして大いなる大海に注ぎ込もうとしている、その直前に、今、私はいる感じがする。