タイムマシンを発注した。
もう20年以上前になるが、息子が小さい頃にたくさん撮った8ミリビデオが数巻ある。
既にビデオデッキ自体が無くなっているので、そのままは見ることが出来ない。
何年か前に一部キャプチャーボードを介してPCに取り込んだことがあるのだが、あまりの面倒さに途中で挫折して、多くのビデオは見れないままで年月が過ぎたままになっていた。
別に見れなければ見れないで、無かったものと思えばどうということはないのだけれど、ふと店先でこのキャンペーンの広告が目に入ったのだ。
1本1,500円ならば、私が汗だくになりながらキャプチャーした労力と比較すれば安いものだ。
ということで発注してきた。
納期は約3ヶ月とのこと。
実は、この5巻のビデオのどこかには、まだみなとみらいが出来る前に、同地で催された横浜博覧会の映像や、現在は遊歩道になっている山下公園から桜木町駅前の汽車道まで、博覧会用に蒸気機関車が走っていた映像など、歴史的に貴重なものもはいっているはずなのだ。
家族の思い出も大事だが、半分はそれも楽しみなのだ。
さて、3ヶ月後、忘れた頃に、私のタイムマシンが届くはずである。