残業の量を評価に組み込む計算式

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「時間内に仕事をしっかり終わらせる」ということは普通に評価すべきことではある。小学校や中学校の頃を思い出して欲しい。遅くまで教室に残って居残り勉強をしている人よりも、さっさと課題を終わらせて家に帰る人のほうが「できる」人ではなかっただろうか。いったいいつから、時間をかければかけただけえらい、と考えるようになってしまったのだろうか。
定時帰宅を「プラス評価」する仕組みが必要 - 脱社畜ブログ

いつも拝読させて頂いて的を射た意見だと思っている日野瑛太郎氏のブログであるが、今日はちょっと違うんじゃないかなと感じた。

上記の小学校の例で明らかなように、この論は「全員が同じ仕事をしているのなら」という前提の上での話しだと思う。

多くの職場でありがちなことは、「仕事の出来る人のところに仕事が集まる」ということだ。「仕事を頼むなら忙しいヤツに頼め」という格言?もどこかで聞いたことがある。

仕事が出来る人間は頼られるので、多くの仕事が依頼されて忙しい一方、そうではない人間は、仕事の量は少ない。

これらの色々な人がいる職場で、ひとからげに、「定時帰宅をする方がエライ」という評価をしていいのだろうか。

だから、残業の量を評価に組み込むのであれば、仕事の量も組み込まないと片手落ちだろう。

つまり、

評価 = (仕事の量)/(残業の量)

ということだ。

つまり、単位残業時間あたりの仕事の成果ということ。極めて正当な評価になる気がするが如何であろうか。

この「仕事の量」というのは、その意味は、「仕事の成果の量」であるべきだとは思う。「仕事をした量」と「仕事の成果の量」というのは、またその違いが難しいところなので、そのへんはすっ飛ばして、大枠の考え方ということでみて頂きたい。