40年ぶりにカポタストを買ってきた

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カポタストというのは、こんな風にギターに装着すると、同じコードを弾いていても違うキーに簡単に移調できるというためのものだ。弾き語りをするギター奏者には必携のアイテム。

これを久しぶりに買ってきた。

久しぶりにもほどがあって、約40年ぶりだ。

つまり私が高校生の頃、吉田拓郎に憧れてフォークギターを始めた時以来ということだ。

バンドではキーボードを担当している私だが、ギターも一応持っている。ミニマーチンというアコースティックギターだ。小さくて安いギターなのだけれど、仮にも本当にMartin製なので素性は良い。音量は小さいけれど、とても端正な音がする。

そんなギターをたまに爪弾いているのだが、先日、このビデオを見つけた。


吉田拓郎 坂崎&竹内まりや どうしてこんなに悲しんだろう - YouTube

吉田拓郎の番組に竹内まりやがゲスト出演して、しかも名曲「どうしてこんなに悲しいんだろう」を一緒に歌っているのだ。

もうこのビデオ(内容はMP3で音声だけだけれど)何度再生したことか。

やっぱり私の音楽的原点はこのあたりにあると思った。

そして、アコースティックギターってやっぱりいいな。と。

弾いた瞬間に音が出る反応、抱くように持った身体に伝わる、生音の振動。

日によって違う、響き。

何を弾くということ以前に、持って、音を出す。それだけで癒やされるのだ。

それに比べるとキーボードは、やっぱり電子機器であって、スイッチの固まりに過ぎない。

久しぶりに、歌本でも作ってみようか。

カポタストをはめて、昔やった曲を爪弾いて、歌ってみようか。

なんて思っている。