写真を撮ることとブログを書くことは似ている。
天気の良い休日に、横浜や鎌倉あたりに、カメラを持ってふらりと出かけることがある。
「写真を撮りに行く」という目的ででかけるのだけれど、あまり調子の良くないときは、カメラ持っているだけで、なかなかシャッターが押せないことがある。
シャッターを「押さない」じゃなくて、「押せない」のだ。
好きで写真を撮る。ということは、逆に言えば、好きでないもの、良いなと思うものが無ければ、撮れないということ。
だから、良いなと思うものに出会えないと、シャッターが「押せない」のだ。
同じ場所に行っても、全然良いなと思える瞬間が無くて、ほとんど撮らずに帰ってくることもある。
それはつまり、自分の感度が鈍っているときだ。感受性ってやつかな? そういう時には、写真は撮れない。
「ブログを書く」ということもそれに似ているなと思った。
ブログのネタは、日々のちょっとしたこと、ニュースサイトの記事や、フェイスブックに流れてきた話題や、会社の帰りに歩いている時にふっと浮かんできたことなんかを、下書きに1行程度メモしておく。
そういうネタを思いつく日は、立て続けに何個かストックが溜まることもあるし、そういうストックは、全然思いつかない日のために下書きで取っておいたりする。
思いついたことを下書きに1行程度メモしておくのは、写真ではシャッターを押すということだ。
帰ってきてからパソコンに向かい、下書きを開いて文章にまとめるのは、写真では家に帰って写真の調整やトリミングをするということだ。
写真を撮ることと、ブログを書くこと。
その共通点は、感じることが出来たときに、その瞬間を保存する。
ということだと思った。