今初めて知った「夜這い」の真実

男性の草食化とか、消費の低迷とか、これはもう時代の流れというか、ちょっと大げさな言い方をすれば人類の進化の方向ではないかと私は思っていたのだけれど、その通りのことを言ってくれている記事があった。

世界中の人が、
「もっと、もっと…」
と言いながら、贅沢するのは、現在では、地球にとって、よくないということです。
日本の若者が、草食系と言われたり、恋愛や結婚をしなくなったり、子供を産まなくなったという流れは、自然な流れだと思っています。
少子化というのは、上記のようなことを、考えると、当たり前なのです。
70億人全員が、日本のバブルの時みたいに、贅沢したら、地球が、どうなるかと考えると、だいたいわかると思います。
結婚よもやま話|精神世界の鉄人のブログ


このブログはスピリチュアルな解釈で面白い記事を書いてくれるので購読しているのだけれど、今回は古今東西の「結婚」の風習について書かれていた。

一夫多妻制というのは、戦争で男性の数が減り、男性1に女性4という人口比率になってしまった国で導入された制度だという。日本のように平和な国では男女比は1:1なので、一夫一婦制が理にかなっていると。

つまり、こうした婚姻にまつわるしきたりは、道徳観ではなく、合理的な理由があってのことだったのだ。

もう一つ、面白かったのは、「夜這い」の風習について。

これまた、現代の常識的な倫理観からすれば、強姦まがいであり、けしからんこととしか思えないのだが、これも決してそうではなく、夜這いされる女性の家族もわかった上で、夜雨戸を空けて寝ていたのだそうだ。

毎夜多くの男性と交わるので当然すぐ妊娠して、しかも誰が父親だか分からない。そこで、女性の側が父親を指名できるのだそうだ。指名された男性は、責任を取って結婚する。と、そういうルールの元に行われていたのだそうだ。

男にしてみれば、自分が養っているのが自分の子供なのかどうか分からない反面、村の中の子供の誰もが自分の子供かも知れないわけで、自然と他の家の子供も世話をやくようになると。

村じゅうで子供を守って育てていく、そういうことになるわけだ。

これもまた、道徳観ではなくて合理的な理由でできた制度だった。

「夜這い」の時代の人々から見たら、今の男性の「草食化」は到底理解できないに違いない。

倫理やら常識ってのは、時代や国が変われば、180度変わる。そして、それにはきちんと理由があるのだ。