この世は神様が作ったゲーム。人間は、そこで遊ぶために生まれてくる。
- 作者: 雲黒斎
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2013/08/02
- メディア: 単行本
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を読んだ。
この本の中で、とても秀逸で誰が読んでも腑に落ちやすいと思ったのは、
この世は神様が作ったゲーム
説だ。
その神様の名前は、「忍 天道」。つまりNINTENDO。
人間がこの世に生まれて来るのは、ゲームをやるため。
我々はプレイボタンを押すと、この世にマリオとして生まれてくる。
なにせ神様が作ったゲームだから、そのクォリティが半端ない。ゲームフィールドは地球全体だし、超絶3Dだし。
ただ、あまりにリアルなので、我々は、自分がゲームをしているプレイヤーだということを忘れて、マリオになり切ってしまう。
ゲームを面白くするために作られた数々の敵や難所を本当の苦難だと勘違いしてしまう。必殺技も持っていても、失敗が怖くて使えずにいる。
死ぬことがこわくて、ゲームが楽しめなくなっている。
そのうちに、ジャンプに失敗して落ちるかクッパの火に焼かれて死ぬ。
なんて苦労だけで楽しくもない一生だったのだろう。
ところが、死んでみて、やっと思い出す。
「あ、自分が今までやっていたのはゲームだったんだ。」と。
それが分かっていたら、今度こそ、もっと思い切ってあそこをジャンプするぞ、クッパを恐れずに倒して、ピーチ姫をゲットするぞ!
そう思って、またプレイボタンを押す。
それが、輪廻転生だ。
何度も何度も生まれてこようと思うということは、このゲームがそれほど面白いということなのだね。
この世は神様が作ったゲーム。人間は、そこで遊ぶために生まれてくる。
一見苦難に思えても、それはゲームを面白くするために仕組まれたもの。
だから、この世に生まれた我々がやらなくてはいけないのは、このゲームを楽しみ尽くすことなのだ。
何度も何度も再プレイを繰り返していると、そのうちに、
「あー面白かった。もうこのゲームはやり尽くした」
と思う時がやってくる。そのときはもう、人間としてこの世に生まれてくる必要がない。
すごく腑に落ちやすいたとえ話ではないですか?
尚、この本は、
- 作者: 雲黒斎
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
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の続編なのだけれど、この黄色い本はどちらかというと、死ぬとどうなるとか、魂とは何かとか、「スピリチュアル」本という感じだったのだが、今回の緑の本は、もっと本質的な話で、宇宙が何を目的として我々を作ったのか?という、言ってみれば、「宇宙」本だ。
この2冊の本は、特に上下編ということではないので、どちらから読まれても良いだろう。対談形式で読みやすい本なので、上のたとえ話が面白い!と思われたらぜひ。