毎日が日曜日。最高の人生じゃないか。

前エントリの続きの、定年退職後ネタである。

セミナーの最後に与えられたお題は、「これからの人生の予定をイラストとして模造紙に表現してみましょう」というなかなか難易度の高い課題。

それを描いたら、ひとりずつグループ内で発表をする。

皆、リタイヤ後の暮らしについて、趣味や地域活動や健康やお金のことなど、思い思いに書いたり描いたりして発表していた。

その中で感じたのは、皆、あまり趣味を持っていないのだなということ。

娘が嫁いで以後、弾き手がいなくなったピアノをこれから始めてみようかとか、

犬が好きだから夫婦で犬を飼ってみたいとか、

夫婦で好きな山登りをしたいとか、旅行に行きたいとか。

これからやってみたいことを発表した人は多かったのだけれど、今まで既にやっている趣味を発表した人はあまりいなかった。

幸い、私にはピアノを弾いたり、バンドで演奏したり、写真を撮ったり、そしてこうしてブログを書いたりという、今までやってきて、これからも、生涯続けられる趣味がある。

セミナーのこの課題の前に事例研究があって、そこに出てきたA氏は、一流企業を定年退職後、退職金や年金で悠々自適の生活は出来る境遇は得ていながら、さしたる趣味が無かったために、奥さんからは疎まれ、毎日有り余る時間をどう使えば良いか考えると憂鬱という、気の毒な老後を送っていた。

その点、私ときたら、毎日有り余る時間大歓迎、早く毎日日曜日になって、悠々自適の年金生活の中で思う存分、好きな趣味をやって生きたいと憧れるのだから、これは幸せなのだろうと思う。

ところが、世の中、上手く行っていると言うべきか、上手く行かないものと言うべきかなのだが、私の場合はどうも65歳までは年金以外の何らかの収入源を考えないと、ちと苦しそうである。

働きたくないねえ。

いい若いもんが、そう言うなら、とんでもない働け!となるのだが、35年働いてきた私が言うのであれば、構わないだろう。

毎日が日曜日、大歓迎である。