光明寺 ~ 海辺の知られざる大伽藍

そうだ9月の海を見に行こう ~ 海までの鎌倉の寺たち - weekend_todo v2.0

の続きである。

小町大路を、その途中の寺々を巡りながら材木座海岸がちらちら見える道まで来ると、突然現れる巨大な山門。

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しかしこの山門は立派である。鎌倉の寺の中でも最大級ではないかと思ったら、やはり最大だった。

いかがですかこの堂々とした山門は、弘化4年(1847)に再建された鎌倉に現存する最大の山門で県指定の重要文化財です。
建築は和様と唐様の折衷様式で、江戸時代後期の重厚な風格を備えています。
鎌倉散歩=光明寺(材木座地区)=のんびりぶらり散歩


光明寺は芝の増上寺などと並ぶ、浄土宗の大本山なのだが、鎌倉でも殆ど西の外れ、逗子マリーナに近いあたりなので、ここまでは観光客もあまり来ない。

その名の通り、海辺ということもあって明るく広々とした雰囲気でありながら、その境内はとても静かだ。


広々とした本堂も誰もいない。畳に座ると涼しい風が通り抜ける。

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本堂横にはこんな蓮池があり、回廊から鯉の泳ぐ池などをゆっくりと眺めることが出来る。

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本堂の反対側に回ると、石で釈迦三尊像をかたどった石庭がある。日差しを避けた回廊に座って、この庭を眺めているのも良い。

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空は秋。

高い山門のてっぺんに止まっていた鳩が、空高く羽ばたいて飛んでいった。

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さあ、次は海辺に降りてみよう!(つづく)



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