休肝日は必要ではないが、人によっては有効であるという話
酒は百薬の長ではあるが、「週に1日は休肝日」とは良く言われていることである。
この「休肝日」なるもの、本当に必要なのだろうか? そんなにたくさん飲まなければ必要ないんじゃないの? と思ったので調べてみた。
専門家はみな「肝臓を休ませることがよいという科学的な根拠は薄い」と口をそろえる。
「飲み過ぎの人に注意を促すために、休肝日が生まれたのでは」と加藤教授はみる。
大切なのはアルコールの摂取総量であるというのだ。つまり、毎日飲むアルコールの量をちゃんと守ることが出来れば、休肝日を取る必要はないということだ。
では、「休肝日は必要」派の意見はどうだろうか?
酒量の多い人では、酒を飲まない「休肝日」の多い人の方が、休肝日の少ない人よりも死亡率が低くなることが、厚生労働省研究班の調査で明らかになった。
とある。むむむ、やはりなのか?
しかしちょっと読み進めると、その死亡の原因について、
死者の4割はがんだった。休肝日がないと、酒の代謝後にできる発がん性を持つとされる物質が常に体内に存在し、がんの危険性が高まるのかもしれない
とある。どうやら肝臓が壊れて死ぬということではななさそうである。でも、その「発がん性を持つとされる物質」は1日休肝日を設ければ体内から無くなるのだろうか? そう簡単なものとはちょっと思えない。
その「発がん性を持つとされる物質」も総量が徐々に蓄積されて行って問題を引き起こすなのではないだろうか?
さらに探索を続ける。
実は「休肝日」にもちゃんと意味があって、酒量の総量をコントロールすると言う意味では、非常に優れた手段なんですよね。
つまり、やはり問題は酒量の総量なので、毎日適量を守れる人であれば、休肝日を設ける必要はない。しかし、つきあいなどが多く、酒の飲み方が不規則だったりで、酒量の総量をコントロール出来ない人にとっては、酒量の総量を抑える手段として有効だということだ。
どうやら結論が出たようだ。
健康のために”適度なお酒”を楽しむ程度であれば、むしろ休肝日なんて設けずに、毎日飲み続ける方が身体に良い
御意である。
私の場合、外で飲む機会は少ないし、毎晩の晩酌もほぼ一定量を保っている。幸い、肝機能検査でも正常値を保っている。
これからも、チビチビと、人生を楽しむために、飲ませて頂きたいと思う。