自分のやりたかったこと

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最近、色々なところで目にする言葉。

 「あなたのやりたかったことをやりなさい」

「ワクワクすることをやりなさい」

「自分の思うように生きなさい」

 というような意味のことを、色々な人が言うのを聞いたり、本に書いてあるのが目に入ったりする。

だから、この歳になって

「自分のやりたかったこと」 って何だったんだろう?

と考え始めている。

ほんとに「この歳になって」なんだが、この同じ時期に、シンクロニシティと言っても良いくらいに、同じ言葉が入ってくるということは、きっと私にとって、今、それを考える必要があるということなんだろう。

永年生きてきた中で、好むと好まざるとにかかわらず見についてきた常識が、自分の思いを、行動を縛り付けている。

「そんなことはできるわけがない」

「そんなことをしている場合じゃない」

「そんなことやって行きていける訳がない」

 それらは、誰が言っているのでもなく、自分が自分に言っているだけのことだ。

それを言うことで、穴の中に逃げ込んでいる。

これからもそうやって、死ぬまで生きていのだろうか。

 おそらく、自分の潜在意識は、「自分のやりたかったこと」が何か分かっているのだ。

でも、それに気付くことを、何故か怖れている自分がいる。

だから課題は、自分の心の声に耳を澄まして、それに従ってみること。

必要な勇気は、きっとほんの少しのはずだ。